Sportsの窓
EPISODE 2
2004年シーズン
9月の始まりに英国へ飛ぶことにした理由の一つには
イングランドのクラブチームのぶつかり合い
『プレミアシップ・ラグビーPremier Rugby』の開幕戦を生で観戦できたら・・という魂胆もありました
本国のラグビーシーズンは私達が考えているよりも長く、クラブチーム同士の試合や代表の国際試合、
又、私達が喉から手が出るほど観たくてたまらない・・・毎年2月始めからスタートする『六カ国対抗戦』
季節は寒くなっていくにつれて、私達の切望する興奮一杯の試合が目白押しになって体が熱くなってきます

中でも私にとっては初めて現地で観た『六カ国対抗戦』
今回の『プレミアシップ・ラグビー』とこれからの楽しみが尽きません ![]()
その合間合間にある国際試合
そして、来年の夏には4年に1度のお楽しみ
イングランド&アイルランド混合ブリティッシュ・ライオンズチームが南半球遠征するツアーは
ニュージーランドとのこと・・
ウッドワーズさんが指揮とることで、早くもコーチ陣とは選手の選定に動きだし
本国ではその観戦ツアーはすでに前回オーストラリアツアー終了後、4年後のツアー募集発表
そして、いよいよ来年とうこともあり現在ツアー締め切りまじかとなってきています
![]() 2001年英国&アイルランドブリティッシュライオンズオーストラリア遠征特集 メルボルンヘラルド紙 この遠征ツアーでは現ウェールズの主将チャービス、 同じくイングランドのウィルキンソン、アイルランドのオドリスコルが大活躍したツアーでした もちろん当時の主将はマーチィン・ジョンソン ワラビーズでは主将イール、副主将がグレーガンでした |
そして、これからの一つ一つの試合が3年後の2007年ワールド・カップラグビーへと繋がっていくことを
ラグビー関係者のみならず選手が1番そのことを念頭に、
どんな試合の1試合でも悔いなくプレーするその姿には私達を魅了してやみません・・・
もちろん、今は夏に向かう南半球の国の試合も私達の北半球シーズンと入れ替わり、
待ってました!!とばかりにトライネーションが始まり、スーパー12へと続くのです
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現在は北半球の雄2カ国はイングランドとアイルランド、
以前はここに『おフランス』・・ときていたのですが・・
若い選手との入れ替えでしょうか・・・・?現在はちょっと静か・・・?
しかし、油断ならないこのお国柄
現在の国際試合でもちょっと面白い結果が・・・
来年の六カ国には何を仕掛けてくるか・・?まったく解らないところが面白い ![]()
現在はベテランと若手の混在チームがまとまりきらない、というところでしょうか・・?
しかし、六カ国対抗では異様なほど踏ん張りますからね(笑)このおフランスチーム
きっと来年の対抗戦でも目の離せない台風の眼になり暴れまくるかもしれません・・・
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2005年六カ国対抗戦のチケットは
すでに売り出されてプレミアム付きの料金になっていますが、
今年はそこでちょっと面白い料金提示
毎年何と言っても1番人気は宿敵イングランド対おフランス
しかし!今回の1番の目玉は
今日現在(2004年11月28日)までは2月27日(日)ダブリンはダウンズロードでの大試合
アイルランド対イングランド
売り出しされているのは何と!!£700也(座り席)約140,000円!!
次いではやはりイングランド対おフランスの£475(座り席)約95,000円・・・しかし、こちらはほぼ例年通り
やっぱり驚くのは次に高いのがそのアイルランド対イングランドの
立ち席で£350約70,000円ーーーーっっっって
・・あんたーちょっとーーってな感じです・・![]()
これは本当に日本で放映されないのなら
航空券買ってダブリンのダウンズロードスタジアム近くのパブで
ギネス片手に応援するしかないかもしれません ![]()
そうは言っても・・仕事も一応あるんだからさーーっ、
○○パーさん頑張って放映権買ってーーーっっ![]()
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アイルランドチームの若き新主将・オドリスコルと絶好調オサリヴァン監督

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対する南半球はやはりこの3カ国オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ
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しかし!ここで忘れてはいけないのが『アルゼンチン』
今回日本ではテレビ放映されないので、ちょっと忘れがち
しっかり北半球勢に存在を表しています
しかも来年は6月からのニュージーランドへ遠征する前に
英国&アイルランドブリティッシュ・ライオンズチームとの対戦も決まっています
どんな試合を見せてくれるのか・・?このチームもこれからが楽しみです

この南半球勢が11月から北半球に遠征してきていますが、
下記の表のように疲れも見せずに“ここぞ!”とばかりに
観戦する者にとっては期待通りの試合展開で楽しませてくれています
見ごたえのある試合運びは一人一人の選手が自分の為に次に繋ぐプレーを存分に発揮しています
それは選手の層の厚さやその場で「見せる」プレーが出来なければ
その選手にとっては『もう次はない』という気構えが常にあるからでしょう
(それは選手だけではなく、首脳陣にとっても同じことが言えるのでしょうね・・・)
強敵であるオーストラリアの勇士主将のグレーガンは
次回のワールドカップには出場しない旨をほのめかしている・・とのこと
選手層の厚いワラビーズは何時の大会でも選手が例え代わっても
必ず目に焼きつく選手が出場しています
グレーガンを越える選手の出現にちょっぴり楽しみではありますが・・・果たして・・・?

本当に3年後いないのか・・・?グレーガン・・・??
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さて、もっと日本でも放映してほしかった・・
もしかしたらまったく忘れた頃にスケジュールを組んでくれてもいいのですが・・・○○パーさん!
現在までのその北半球対南半球のこの1ヶ月の試合をまとめてみました
個人的にはイングランドでは新主将のウィルキンソンが欠場していたこと残念・・
それでも強い!『イングランド』と思ったら・・
まだまだランキングは混戦模様でしょうねー
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| 日時 | 試合場所 | 国 (WIN) | スコア | 国 (LOSE) |
| 11月6日(土) | カーディフ/ミレニアム | 南アフリカ | 38-16 | ウェールズ |
| エディンバラ/マレーフィールド | オーストラリア | 31-14 | スコットランド | |
| 11月12日(金) | カーディフ/ミレニアム | ウェールズ | 66-7 | ルーマニア |
| 11月13日(土) | パリ | フランス | 27-14 | オーストラリア |
| スコットランド | スコットランド | 100-8 | 日本 | |
| ダブリン/ダウンズロード | アイルランド | 17-12 | 南アフリカ | |
| ロンドン/トゥッケナム | イングランド | 70-0 | カナダ | |
| ローマ | ニュージーランド | 59-10 | イタリア | |
| 11月20日(土) | カーディフ/ミレニアム | ニュージーランド | 26-15 | ウェールズ |
| エディンバラ/マレーフィールド | オーストラリア | 31-17 | スコットランド | |
| ロンドン/トゥッケナム | イングランド | 32-16 | 南アフリカ | |
| パリ | アルゼンチン | 24-14 | フランス | |
| ダブリン/ダウンズロード | アイルランド | 55-6 | 米国 | |
| 11月26日(金) | カーディフ/ミレニアム | ウェールズ | 98-0 | 日本 |
| 11月27日(土) | パリ | ニュージーランド | 45-6 | フランス |
| ダブリン/ダウンズロード | アイルランド | 21-19 | アルゼンチン | |
| エディンバラ/マレーフィールド | 南アフリカ | 45-10 | スコットランド | |
| ロンドン/トゥッケナム | オーストラリア | 21-19 | イングランド | |
| ローマ | イタリア | 43-25 | 米国 |
上記の表から11月28日までの結果を元に下記に戦績をまとめてみました
それぞれの対戦相手が違いますし試合数も公平なものではありませんが、それでもランキングの参考にはなります
するとアイルランドは今のとこ負け知らず・・しかし、全てが本拠地での試合
それでも南アフリカに初めて黒星をつけた結果は見事なものだと思います(オガーラ炸裂でしたね)
| ・ | イングランド | 2勝1敗 |
| ・ | スコットランド | 1勝3敗 |
| ・ | ウェールズ | 2勝2敗 |
| ・ | アイルランド | 3勝 |
| ・ | 南アフリカ | 2勝2敗 |
| ・ | オーストラリア | 3勝1敗 |
| ・ | ニュージーランド | 3勝 |
同じ3勝全勝のオールブラックスことニュージーランドは全てアウェイ試合
遠征ですからほぼスケジュールは毎週のペースでの試合日程でした
イングランドやアイルランドとの対戦がないとは言え、おフランスにはどうどうと大差をつけています
今回は対戦がないとは言え、
来年早々始まる六カ国対抗戦後の
英国&アイルランドブリティッシュ・ライオンズチームの選手選考に伴う
4年毎の対戦・南半球チームのオールブラックスとの6月4日をスタートに
約1ヶ月間の対戦がますます楽しみになってきます
![]()
さて、ここで改めてちょっとした強さの相関図である世界ランキングでは、
今年前半六ヶ月(6月中旬)まではご承知の通りイングランドが不動の1位でしたが
その後は自信を取り戻したオールブラックスが現在までにこの順位から変わることなく今年最後の月へと進んでいきます

ニュージーランド・オールブラックスのコーチ グラハム・ヘンリー
さて、その世界ランキングですが今回の試合後にちょっとした変化が見られました
あまりこのランキングは大きく変わることがない・・という話を伺いますが・・・
それでも試合が幾つかまとまると小さくておおきな変化が見られます
下記は11月22日までの戦績で出したランキングです
| 順位(RANK) | 国(COUNTRY) |
| 1(1) | ニュージーランド |
| 2(2) | イングランド |
| 3(3) | オーストラリア |
| 4(4) | フランス |
| 5(5) | 南アフリカ |
| 6(6) | アイルランド |
| 7(7) | アルゼンチン |
| 8(8) | ウェールズ |
| 9(9) | スコットランド |
| 10(10) | フィージー |
それが、先週の試合後11月29日現在の戦績でちょっとした変化が・・・
| 順位(RANK) | 国(COUNTRY) |
| 1(1) | ニュージーランド |
| 2(3) | オーストラリア |
| 3(2) | イングランド |
| 4(5) | 南アフリカ |
| 5(4) | フランス |
| 6(6) | アイルランド |
| 7(7) | アルゼンチン |
| 8(8) | ウェールズ |
| 9(9) | スコットランド |
| 10(10) | フィージー |
それでも1位のオールブラックスは不動

どこで、何時この順位に変化が訪れるでしょう・・・
そして、8位以下のランキングもまだまだこれから小さな変化があるのでは?と期待しますが、
その中でもちょっと眼が話せないのは10位でしょうか・・・?
何故ならば、この次の11位に忘れてはならない北半球のもう1チーム『イタリア』がいます
このチームではすっかりと『顔』になり、一段と貫禄増したあのカーワンが指揮を取っています
来年の六カ国対抗はちょっとした小さな旋風を巻き起こしてくれれば、
このランキングはすぐにくるりと変わっていくでしょう

フィジーも国としてはとても大好きなチームなのですが、是非イタリアが暴れてくれることも楽しみなのです
そして、もう一つはやはりイングランドのウィルキンソン
南アフリカ戦では出場できなかった姿が観客席から映った一瞬の寂しそうな顔が印象的でした

イングランドヘッド・コーチ ロビンソンの心配そうな顔と怪我で欠場しているイングランド主将 ウィルキンソン
南アフリカ戦ではホジソンが頑張って大活躍をしていましたが、チームとしては主将抜けた一戦
やはりオーストラリア戦では・・・・
・・・だったのでしょうか・・・?
来年の六カ国対抗戦は多くの観戦者が楽しみにしている若き2人の主将のぶつかり合い
イングランド ウィルキンソンとアイルランド オドリスコルの二人が引く試合振りへの期待が
現在売り出しのチケット料金が物語っているのでしょう・・・
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今回のこのページは11月に行われた北半球の遠征試合を
個人的に私の思うまままとめてみた独断によるページになってしまいました
丁度今晩はまだ観ることの出来なかった注目の一戦イングランド対オーストラリアをテレビ観戦します
(結果だけは知っているのですが・・・)
もしかしたら今晩以降とても早くこのページの加筆・修正があるかもしれません
尚、今回のページの資料は11月29日現在を元にさせていただきました
その後の変更などあるかと思いますが、どうぞその旨ご了承下さいませ

注)これはあくまでも私個人の感想になります
皆様それぞれのご感想やご意見をお持ちでいらっしゃることと思います
皆様のご意見などお待ちしています

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